桜井 えつさくらい えつ
住友医院
第11回 日本医師会 赤ひげ大賞 受賞
医学部16期
昭和45年徳島大学医学部医学科を卒業。当時の学生運動の影響で即医局には入らず、高知赤十字病院で医師としてのスタートを切りました。その後第二内科に在籍しながら、県立三好病院・国立高知病院・阿南医師会病院などに勤務。昭和58年から実家の住友医院に帰りました。父の医師としての姿勢を手本に地域医療に徹し現在に至っております。
この度日本医師会などが長年地域医療に貢献した医師を表彰する「第11回赤ひげ大賞」に選ばれました。なぜ選ばれたか疑問に思いましたが、「女性医師の立場からの地域医療」としての観点から選考されたとのことでした。20年くらい前の女性の職場環境は厳しいものがありました。
当時妊娠・出産は別として育児・家事・介護も女性がするものという固定観念があり、やむなくリタイアする医師もありました。医療内容が日々進歩するのに、増えている女性医師が活躍しなければ医療は崩壊するとの考えから、同じ気持ちを持つ仲間たちと徳島県医師会内に「女性医師部会」を立ち上げたのを機に「性差医療の勉強会」「市民へのアンケート・啓蒙活動」など様々な活動を行いました。これらの行動が女性医師の地位を高め活動の場を広げたとして評価されたと思います。次第に社会全体からの支援も拡大され、現在はあらゆる場所で活躍される女性医師が多くなり、喜ばしく思っております。
令和5年3月3日に赤ひげ大賞の表彰式に行ってまいりましたが、若い医学生たちと話すことができました。この人たちの将来も明るく輝かしいものであってほしいと思いました。
第11回「日本医師会 赤ひげ大賞」受賞者
第11回 赤ひげ大賞 表彰式にて
私は女性医師部会が男女共同参画委員会に改編されたのを機に、若い世代に将来を託し専ら本業に専念しておりましたが、平成29年7月から4年間青藍会会長を努めました。同窓意識が希薄になりつつある状態に危惧感を覚えておりましたが、徳島大学70周年記念事業では、まだまだ熱い気持ちを持っておられる方が多くあることを知り安堵し、母校徳島大学がますます発展することを心から願っております。


