徳島大学医学部長
苛原 稔(医学部25期)
平成26年7月に待望久しかった総合研究棟(医学系)が竣工し,9月12日(金)9時30分から,青藍会からは露口会長にお越しいただき,香川学長を始め,関係者が出席して,総合研究棟新営工事完成記念式典を開催しました。
医学部においては,医学科入学定員増加や留年生の増加による狭隘化,保健学科の講義室不足など,多くの課題を抱えていました。総合研究棟(医学系)は,平成24年度補正予算施設整備費により,3階建て,総面積1,000㎡ で新営されることとなっていましたが,学内で高度医療人養成教育の実践の場としてふさわしい建物の整備を働きかけてきた結果,関係方面のご理解を得て,総工費約3.6億円,地上4階建て,
延べ面積1,343㎡ の建物として医学部青藍講堂と臨床講堂の間に建設されました。
1階部分は,玄関ホールおよびクリニカルアナトミーラボとなっています。この施設は大学病院の管理施設で,先進的な医療技術の開発及び先端医療・先進医学の研究,高度な手術方法の開発とその習得,新たな検査手技の開発,並びに疾患・手術に即した局所解剖の教育・研究を目的に,ご遺体を用いた医師,歯科医師の修練施設として,サージカルトレーニングに対応できる設備が整備されています。
2階は,スキルスラボで,基本的な医療技術・技能から高度な医療技術・技能までを習得するためのシミュレーショントレーニング施設となっています。OSCEやチュートリアル教育等の少人数教育に使用できるよう,可動式の間仕切りで計8部屋に分割可能となっていて,学部学生,大学院生をはじめ,医療に携わる学内・学外すべての方の総合的な医療人教育に活用されます。また,2階は渡り廊下で藤井
節郎記念医科学センターと連結しています。
3階は,主として医学部保健学科1年生及び4年生が授業で使用している小ホールが3室,学生自習室が1室あります。講義時間以外は臨地・臨床実習などの調べものやミーティングに利用されています。
4階は,座席数153席の大ホールで,主として医学部医学科3年生の授業に使用されています。講義時間以外も自習室として活用されています。また,定期試験や入学試験で使用されます。特に,この大ホールには,青藍会からのご厚志で購入経費をご寄附いただき映像・音響装置一式が設置され活用されています。紙面をお借りして,青藍会会員の皆様に厚く御礼を申し上げます。
総合研究棟講義室