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                                               本 田 壮 一(医学部29期)

 

 三上靖夫先生(31期)より、ご同期の上野先生も全国学会を開催されるとお教えいただいた。以下に紹介する。

 第121回 日本精神神経学会学術総会1)が、2025年6月19日(木)~21日(土)に、神戸市(神戸国際会議場など)で開催される。総会長を務められるのが、上野修一教授(31期、愛媛大学、図1)。
 参加者すべてが収容可能な会場が愛媛や中四国になく、神戸市が開催場所と。学術総会のテーマは、「精神神経科学の充実・発展のために取り組むべきこと- Enhancing and Developing Psychiatry and Neurology: Issues To Be Addressed -」。

 学会準備で工夫されていることは、1)若い医師の苦手な部分を補い、精神神経科学を取り巻く学会のハブとしての企画や、2)精神科医としてのアイデンティティを高める企画、3)社会の中で精神科医としての行動を考える企画という。

 上野修一先生(図1)は、愛媛県の大洲高校の出身。徳島大学に進み、準硬式野球部で活躍されたと聞いた(私は2年夏まで準硬に入部していたが、残念ながら一緒の時期はなかった)。卒業後、愛媛大学の精神科へ入局。徳島大学助教授を経て、2008年に愛媛大学教授に栄転された。第2回 青藍会賞(1994年)も、受賞されている。

 愛媛大学の精神神経科学講座2)では、精神科全般の外来・入院治療の他、子どものこころセンター、認知症疾患医療センターなどの専門外来を開設。合併症を伴う精神疾患治療に加え、他診療科とのリエゾン精神医療、緩和ケア医療、痛みセンターにも関わっている。精神科特殊治療では、クロザピンなど最新の薬物療法や新規薬物の治験、修正型電気けいれん療法などの身体療法、認知行動療法などの精神療法、作業療法などリハビリテーション療法を推進しているとのこと。

 本学会では、同教室の伊賀淳一准教授(46期、図2)が事務局長を務められる。うつ病や高齢者の認知症で、精神科にコンサルトする機会が増えている。ご盛会を期待したい。
 最近、お二人にお会いする機会がなく、12年前のスナップを示した。

    図1上野先生と2013年7月
    図1, 上野修一先生を囲んで(青藍会館、2013年7月)


    図2伊賀先生と阿南2013年2月
    図2, 伊賀淳一先生と(阿南市、2013年2月)

☆第121回 日本精神神経学会学術総会

https://www.congre.co.jp/jspn121/index.html

☆愛媛大学大学院医学系研究科 精神神経科学講座

https://www.m.ehime-u.ac.jp/school/neuropsychiatry/